ある時はごく普通の会社員として またある時は数学の教員免許を持つ自然観察員として またまたある時は自然農法の家庭菜園を営む園芸おじさんとして、またまたまたある時はゲームやアニメのちょこっとオタクとして、でもやっぱり奥さんと 3人の子供を持つひとりのパパとして、なんでも自分なりにかみ砕いて頑張って取り組んで、そして世の中の人たちにも役立ててもらうためのブログ
マス・オーヤマ
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    マス・オーヤマは大山倍達のこと。

    空手の達人で極真会館を作った人です。

     倍達は韓国の古い名称らしいです。

    昔、韓国が日本だった頃、それは韓国、朝鮮の人達にとってとても屈辱的で今そんな時代があったことは忘れたい、とてもいやな時代なのですが、その時代に日本びいきで日本にやってきた人です。

    早稲田に在籍したこともある、頭脳も優秀な人だったようです。親指一本ずつで逆立ち歩きをし、10円玉を親指と人差し指と中指の3本で2つおりにし、ビール瓶を手刀で切り、牛を気絶させ、つのを折ることのできた人です。空手バカ一代という漫画の主人公で、戦後、悪いことをする米兵をたおし、プロレスラーやボクサーをたおし、不敗のけんか人生は、子供も大人もワクワクさせました。そこには梶原一騎(作者)の創作があったものの、ほんとに現実的な描写が多く、超人的強さと武士道がほんとに重ねられています。マスオーヤマは、アメリカ人から見れば、マスター(先生)オーヤマと読め、空手イコール日本人オーヤマ先生となるし、なることが大山倍達にも必要だったのでしょう。奥さんは日本人で、日本に帰化して彼も日本人です。ぼくは韓国人のたくさんいる地域で育ったので彼の素性はぼくが思っていたのとほぼ合っていました。ただびっくりしたのは、実は2重国籍で、韓国にも歳をとってから家族を作られたらしいということです。大山倍達正伝という本で知りました。ぼくが倍達を敬愛しているのは、ぼくの小学生時代、空手の世界チャンピオンが外国人になった時、倍達が少年漫画誌各社に『日本の空手は負けていない!』と鬼のような顔を載せてくれたことに感謝しているからなんです。

     そしてマーシャルアーツの最高峯は日本、日本人である、といまでも欧米人が思っているのはマスオーヤマのおかげだとぼくは思います。それは韓国人であるけれど、日本の武士道、武道に魅入られ、武人になった本当に純粋であった人と感じられるからです。

     後継者の方々が信念を守れず、本当に空手一代になってしまいそうなマスオーヤマに愛をこめて。

    Posted by : あら!ぶんざえもん | 武道のこと | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0)
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