ぼくは小さいころから映画が大好きだったし、テレビは吹き替えしかなかったから映画館で字幕を見るのが好きでした。吹き替えのほうが意訳が多く、なにか音楽がズレたり小さかったりするように感じていました。吹き替え技術がまだかなり古かったのでしょう。
今はデジタル処理で、昔はアナログ処理だから、全然違います。まあ、それでも両方見るとなんか違うのもありますね。1980年ごろからoプロデューサなど中仕掛け人が現れ、字幕も意訳どころか勝手に全然違うものにして面白くしようという風潮が盛んになり、最初はたしかに面白かったですが、話のつながりがおかしくなったりしてぼくは気づき、いやになって、英語
をなるべく聴こうとするようになりました。
プリーズとはっきり聞こえるのに命令口調に訳されていたりすると、人物像が違ってきますよね。
映画の監督さん、演出家、制作者さんたちが気づいたら泣きますよ。字幕や吹き替えの翻訳屋さんたちも人間ですから間違うし、わからないからえい、やあ、みたいな訳し方をしてしまうこともあるんでしょう。吹き替えだとしゃべる時間も関係するし、字幕だと文字数が足りなくなったりするでしょうから、違ってしまうのは仕方ないのでしょうか。
だから、英語を勉強して、というと疲れてしまうので、なにか1シーンだけ、こだわって両方みて、英語も聞いてたりします。海外品だと英語字幕がついてるんだけどね。インターネットでさがせば英語字幕が見つかることがありますね。たまには字幕なしで見てみます。わからないけど臨場感たっぷりだったりしますよ。字幕は本物の俳優の声が聞けるし英語の勉強になりますよ。吹き替えは場合によっては好きな日本の俳優が声を担当してたり、好きな声優だったり、はたまた面白い訳をしてたりとか、それぞれにいいところがあると思うよ。