昔、アジアの宝石店で働いたよ。
2017.10.18 Wednesday
タイ語講座ストップしてますが、昔、タイの観光地で働きました。
同じアパートの親しくしてくれた人の紹介です。宝石はミャンマー、タイで取れたもの。
原石のままで美しいのはほんの一握り。あとは再加工。酸化アルミニウムの色を出すのに炉に入れられます。それでもやはり、美しいのは少ないので、カットを工夫して最大限までその石の魅力を引き出してから売られます。宝石の値段は人の手をわたるたびに高くなるたぐいのもの。よっぽどすごい鑑定士しか値段が本当には付けられないという、なんか騙されたようなものなんです。鑑定書なんか、あってもお墨付きにはなりません。あとは感性で、いいなあ、と思ったらそれはお買い得です。誰にも、いや愛する人以外にあげたくないと思ったらお買い得です。そんなものを紹介してくれる販売員がいたら、その販売員はいい人です。ぼくは短期間でしたが、売上よりもそのことを考えていました。まあ、偽マネージャーなので、たくさん売上げても給料は変わらなかったこともありますね。あの沢山見た宝石の微妙な値段のなかで、いいものを見つけて売ってあげて、喜ばれたのは忘れられない良い思い出です。