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聖徳太子が必要です
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    JUGEMテーマ:歴史

     今教科書から聖徳太子がいなくなって本名の厩戸の王の名前のみが使われているそうです。

     理由は若いから無理だったとか蘇我氏がやった功績とか、遣隋使ももっと前からあったとかの常識論です。

     

    奈良、平安時代から仏教推進の祖として世間が信仰してきた聖徳太子を抹殺するとはばかげた行為だとぼくは思います。

     簡単に言うと、いい人、すぐれた人の見本としてみんなが慕っているひとを子供たちにはあれはうそだよ、つくりものだよとさげすんでいるようなものです。

     

     構図としては天皇候補第一番人気の厩戸の王は天皇にならせてもらえず推古天皇の摂政ならいいよということで蘇我氏の権力下で働かされたのであって、とてもかわいそうです。その利発さやいろんな制度を取り入れた功績から天皇家の血統の良さを示すため天武天皇たちがスーパーマンに仕立てたらしいというのが聖徳太子の称号の秘密らしいです。ただしうそばっかりだったらのちの空海や最澄が気づいているはずです。彼らもそのうそを利用したというのでしょうか。なにか書物を残すのではないでしょうか。

     

     蘇我氏の政権だからそれはそうかもね、と僕も思うけれど、それで7大寺を建立した仏教の先人を無能の操り人形のように称号はく奪などのような処置をすると困ります。ぼくみたいに仏教大好き、いや宗教大好きな人間はいい意味の歴史を壊されます。第一に、いろんなお寺に行って聖徳太子の逸話を目にするたびにこれは作り物だよと考えることになります。

     おじいちゃん、おばあちゃんも困りますよね。いや平安時代のひとたちも後世のひとはなにをとんちんかんなことをやるんだろうとおもっていると思います。

     あるいはこれは誰かの工作であって、寺院ひいては仏教全体をおとしめようとしているのかもしれません。そうでない、学者の結論というのなら宗教の重要性をかんがみて、意地でも聖徳太子はそのままスーパーマンにしておいてほしいです。

     

     

    Posted by : あら!ぶんざえもん | 宗教の重要性について | 01:53 | comments(0) | trackbacks(0)
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